ISOでの見えない成果

ISO取得した企業様の感想でデメリットを強調される方がよく見受けられる。
勝ち組ISOを目指す場合は、マイナス言葉はあまり好まれない。
あくまでもプラス思考でのISOでなければならない。
ただよく聞かれる取得後の状況としては
1.仕組みが複雑で分からない(マニュアル・規定・基準・手順・記録)
2.記録が多すぎてたいへん
3.仕組みに色々なことまで詳しく決めているので、守れない
4.マニュアルと実態とがかけ離れている(他社のマニュアルの置き換え)
5.内部監査も形式的であり、あまり有効でない
6.記録内容も、審査のために一部、作成した部分がある
7.ISOの活動は全社的ではなく、一部の人だけで中心になってしている
8.従業員のほとんどがISOのことをよく知らない
その他、書けばきりがない!
確かにISOの取り組み方、次第では十分考えられる事柄である。
ただISOの基本はPDCAでシステムを継続的に改善させることであり
少しずつ、問題点を改善した仕組み作りへ変更させていけば、身のある
システムへと変身ができ、逆によくなってくるものと思われる。
そのためにも、更なる積極的なISO活動が求められる。
ここで一つ、営業させていたたきます。
もし、上記内容でお困りの方は弊社まで、
ご気軽に問い合わせて頂ければ、必ず解決していきます。

話は変わりますが、ISOの見えない成果について私の考えを述べます。
ISOの一番のポイントは、その会社がどこ確実に守っていきたいか
どこに力を入れるかが、重要です。
そのことに対して、社員皆さんが、確実に守れるようするためにも
ルールを決め、ISOマネジメントシステムを使って、実践できるように
することです。
よく見られるISOのマネジメントシステムでは規格の要求事項以上の
仕組みを構築して、自分で自分の首を絞めているようなことも見受けられ
ます。
つまりは、本当に重要でこれだけは確実に守らなければならない
これだけは面倒でもやらなければならないと思われることにたいしては
ISOの仕組みがもっとも適しています。
それほど詳しく取り決める必要のないことはそれなりでいいと思います。
ただし、これはあくまでも規格の要求範囲内のこと。
私が思うには企業にとっては「安全管理」が最も重用で、ここで事故等が
起これば、会社のダメージ、が非常に大きくなります。もしそこで働いている
従業員の方、あるいは一般の人々が事故に巻き込まれたら会社の存続にも
影響してきます。ここでの作業、その他の仕組みに安全管理に関する
決めごとを確実に行い、企業のリスク管理に使うことが重用です。
これだけでもし、事故等が未然に防止できれば、ISOの成果としては
莫大なものに思われます。
私の見えない成果とはこのようなことで、
一般的な売り上げ増ということは、それも大切ですが、もっと他にもある
ということを理解してほしいと思います。